ペンチ

絵画 油彩画

  • 斎藤義重  (1904-2001)
  • サイトウ、ヨシシゲ
  • 昭和42年 / 1967
  • ラッカー・合板・1面
  • 182.0×121.0
  • 個展 東京、東京画廊 1967

42
ペンチ
Pliers
1967年
ラッカー・合板
182.0×121.0cm
1967年 第2回日本芸術祭(JAF)国内展示(東京国立近代美術館)
ベニヤ板から抽象的なかたちを切り取り、それをパネルに組み合わせて貼り付ける、こうしたレリーフ状の「反立体=反絵画」を斎藤は1964年ころから試み、これにさらに単純化と洗練度を加える仕事をしばらく続けたのちの1967年に、彼はこの《ペンチ》をはじめ《クレーン》《ハンガ一》といった、いわば玩具の絵画化もしくは平板化ともいえる作品を作った。「絵画化」といったが、実際にはやはりベニヤ板から切り抜かれ、ラッカーで鮮やかな色が塗装されたかたちがパネルに留められている、レリーフ状の作品である。これら一連の作品は、すべて一つの支点で留められるか、吊り下げられていて、可動の状態で示されている。キネティック・アートと呼ぶ評者がいるのは、この点をとらえてであり、「ハード・エッジな作品」といわれるのは、形態と色彩がきわめて単純明快だからである。いずれにせよ、これらの作品は、この《ペンチ》に見るように、あっけらかんとして楽しい造形作品になっている。

ペンチ

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