作品

絵画 油彩画

  • 斎藤義重  (1904-2001)
  • サイトウ、ヨシシゲ
  • 昭和48年 / 1973
  • ラッカー・合板・1面
  • 122.0×242.0×12.0
  • 個展 東京、東京画廊 1973

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作品
Work
1973(昭和48)年
ラッカー、合板 122×242×12㎝
lacquer, plywood
個展(東京画廊)
この作品は、合板を2枚重ね(この間に隙間が少しある)、前面の板が波を打っている格好になっている。この時期には板を波打たせた作品が他にもいくつかあるが、技術的には、造船会社に依頼して特殊な方法で処理したものである。このような変形がけっして容易ではない板という素材が、波を打っていることで作品に独特の動きがもたらされているとともに、素材をめぐるわれわれの通念も崩れるほかはないといった印象をも与えられる。このような「反一作品」的なアプローチが斎藤の真骨頂であるが、しかしそれでも、絵画でも彫刻でもない造形的な構成作品としてきわめて安定した構造を獲得している作品でもある。そのような、これまでとはひとつ違った「作品」概念のレヴェルへとわれわれを連れ出してくれるものであるといえるだろう。

作品

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