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高山辰雄(1912-)
TAKAYAMA,Tatsuo
出山(しゅつざん)
Priests Descending from the Mountain
昭和37年(1962)
東京国立近代美術館蔵(作者寄贈)
高山辰雄は,力強い造形とニュアンスに富んだ色彩とで,一貫して人間の存在や自然の神秘を象徴的に表現してきた,戦後日本画を代表する作家である。中国南宋期の画家,梁楷の≪出山釈迦図≫から霊感を得たというこの作品は,デフォルメされた人体表現,青を主調としながら部分的に赤を用いた色面構成など近代的な造形性を備えているが,同時に深く厳しい求道の精神をも色濃く表出している。造形性と精神性が高次に一致した作品である。