萩螺鈿鞍

はぎらでんくら

概要

萩螺鈿鞍

はぎらでんくら

漆工 / 平安

平安時代・12世紀

木製漆塗

1背

重要文化財

 鞍は馬の背中に人を乗せるための道具です。日本の鞍は馬に乗る人物が腰を乗せる居木(いぎ)、その前に立てる前輪(まえわ)、後ろに立てる後輪(しずわ)の三つのパーツからできています。この鞍は、萩の文様を、前輪と後輪のゆるやかにカーブした形を生かして伸びやかにあらわし、巧みなデザイン感覚がうかがえます。貝がらの内側を平らに加工して文様の形にカットしたものを鞍に貼り、一度黒い漆を塗ってから研ぎ出してあらわしています。この技法は「螺鈿(らでん)」と呼ばれ、真珠のように七色に輝くその文様表現は日本の漆工芸で広く用いられています。平安時代特有の優美で繊細な感覚がみられる日本の鞍を代表する作品です。

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