銅板転写異国風景図大皿
概要
意匠を彫り込んだ銅板を転写紙に刷り、それを素焼きした器体に貼り付けて転写し、再度焼成することで意匠を定着させる銅版転写磁器の作例。口縁をみると、意匠の継ぎ目が上手くいっていないことがわかり、職人の苦労が垣間見えます。収納箱に「牧牛之圖」、皿の裏面に意匠名「PLAISANCE(快適な土地)」のスタンプがあるように、見込みには最前景に川辺で憩う牛の一群を、中景に風車のある建物、後景に石造建築が描かれ、牧歌的な世界が広がっています。19世紀になると、本器のようなヨーロッパ製銅版転写磁器が長崎貿易を通じてもたらされ、京阿蘭陀などの日本製の焼物に影響を与えたと考えられています。
【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】
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