透鐔 輪違に玩具文

すかしつば わちがいにがんぐもん

概要

透鐔 輪違に玩具文

すかしつば わちがいにがんぐもん

金工 / 安土・桃山

無銘 平安城透

桃山時代

丸形、鉄地

L.89mm, W.89mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

鐔[つば]は、柄[つか]を握る手を保護するため、柄と刀身[とうしん]の間にとりつける刀[とう]装具[そうぐ]のひとつである。重心を安定させ刀身とバランスを取る役割もあり、刀剣が生まれた古墳時代より、使用時には鐔が必ず付けられた。武器である刀剣に欠かせない実用品ながら、平和な時代には装身具のひとつと捉えられ、限られた空間に細緻[さいち]な意匠を施す工芸品として発展した。文様としては、将棋や羽子板以外にも、弥次郎兵衛、独楽など様々な玩具や遊戯具が使われている。明治以降に作られた半纏や襦袢には、卓球やトランプなど目新しい品々が文様として取り入れられた。丸文は円形を文様としたもの。小さな丸は霰や水玉とも呼ばれる。また輪の形も丸文の一種であるが、輪を二つ以上組み合わせたものは、輪違文と呼ばれる。

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