大乗大集地蔵十輪経巻第九残巻
だいじょうだいしゅうじぞうじゅうりんきょうまきだいきゅうざんかん
概要
日本に仏教経典が伝来したのは6世紀中頃とされる。それからおよそ半世紀後の和銅5(712)年には、長屋王の発願による大規模な写生事業が行われている。
本品は奈良時代初期、神亀年間の書写とされるが、書家で古筆・古写経の蒐集でも知られる植村和堂は、「点画の随所に、それよりも15年ほど遡る和銅年間の古風な写経の書に通じるものが見られる」と評している。一点一画端正に筆を運び、筆力、字形共に充実した写経である。
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