花(絶筆)

はな(ぜっぴつ)

概要

花(絶筆)

はな(ぜっぴつ)

三岸節子  (1905-1999)

平成11年/1999年

油彩・キャンバス

45.8×38.2㎝

1

一宮市三岸節子記念美術館

1999(平成11)年4月18日に節子が亡くなった際、神奈川県大磯町のアトリエに残されていた未完の作品である。赤色を下地に、その上から濃い黄色と白色を何度も塗り重ね、重厚感のあるマチエールで構成された、色使いが目を引く作品である。花瓶部分の黒色の中にある青色が、絵全体のアクセントになっている。
若くして急逝した夫・好太郎は黄色を好み、節子はそれにちなんで息子を黄太郎と名付けている。また、節子の命日は、奇しくも好太郎の誕生日でもあった。絶筆が黄色い花を描いた作品であることも、三岸夫妻の不思議な縁を感じさせる。

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