無題

絵画 油彩画

  • 中上清  (1949-)
  • ナカガミ、キヨシ
  • 平成4年 / 1992
  • アクリリック・綿布・1面
  • 247.0×375.0
  • 現代美術への視点−形象のはざまに 東京国立近代美術館 1992

179 中上清(1949− ) 無題 1992年
 静岡県生まれ。1972年富士見町アトリエBゼミスクール修了。以後個展多数。80年「今日の作家展 感情と構成」(横浜市民ギャラリー)、95年、97年山種美術館賞展出品。92年「形象のはざまに」展、2004年「琳派 RIMPA展」(ともに東京国立近代美術館)出品。
 茶系統の下塗りの上に、雲母を主成分とする金色のアクリル絵具をローラーで塗っていく。下塗りを完全には覆い尽くさないので、上下層の見え隠れ、図と地の錯綜した関係が生まれる。下地にアプソルバン(吸収性地塗)が塗られていた部分には金色絵具がよくつき山水画のような趣になる。金箔に似せた格子模様が日本古来の装飾的画面を思わせる一方、画面左右の余白と金色の縁取り、下辺の細い余白と額縁状の付属物は、ミニマル・アート以後の画家が多かれ少なかれ持たざるを得ない、絵画の枠組みや、内と外の区画についての意識を表明している。

無題

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