民俗 無形民俗文化財
七墓めぐりとは、江戸時代から近代初頭にかけて、大坂市中の周縁部に位置した、大坂七墓と呼ばれる墓所を、盂蘭盆に巡礼し、諸霊を回向した信仰習俗である。近代初頭に行われた墓地の整理で墓所の大半が移転・消滅したこともあり、七墓めぐりの習俗は消滅したが、七墓の風情を現在に伝える南浜墓地の地蔵堂にまつられる道引之地蔵尊には、七墓関連で唯一の講組織が残り、朝晩の地蔵堂開帳や地蔵盆の信仰習俗を現在に伝えている。
南浜墓地の道引之地蔵
南浜墓地の六地蔵
蒲生墓地の石仏群