民俗 有形民俗文化財 / 明治
七墓めぐりとは、江戸時代から近代初頭にかけて、大坂市中の周縁部に位置した、大坂七墓と呼ばれる墓所を、盂蘭盆に巡礼し、諸霊を回向した信仰習俗である。南浜墓地は、都島区片町に所在する蒲生墓地とともに、大阪七墓のひとつであった南浜(浜)墓所の様相を現在に伝えている。墓地の中核が、貞享4年(1685)に北野村夜念仏を願主として造立された六地蔵と、明治24年(1891)に若松町の秋田羅以が造立した道引之地蔵の2点の石仏で、七墓の風情を伝える貴重な民俗文化財である。
南浜墓地の六地蔵
道引之地蔵の信仰習俗
蒲生墓地の石仏群