夜着 熨斗文

よぎ のしもん

概要

夜着 熨斗文

よぎ のしもん

染織

木綿/筒描

L.1960mm, W.1780mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

夜着とは着物の形をした掛け蒲団のことである。着物と同じように襟や袖が付いているが、袖に手を通して着用するのではなく、蒲団のように身体の上から掛けて使用した。四角い蒲団に比べ、襟の部分が身体に馴染み、すきま風が入らず暖かい。寒い時期には更にこの上から四角い蒲団を掛ける場合もあった。江戸初期には「蒲団」といえば敷き蒲団を意味し、掛ける蒲団は「夜着」であったが、江戸中期以降、関西で「大蒲団」と呼ばれる四角い掛け蒲団が作られるようになり、夜着は次第に姿を消していった。しかし、関東から東北地方にかけては、夜着より小型の「掻巻」(カイマキ)と呼ばれる夜着の一種が今日まで使用されている。元来、熨斗は鮑の肉をそいで薄くのして乾燥させ、祝事の肴にしたと云われる。鮑は打てばいくらでも「延びる」ため、延寿を意味する。後に贈答品に添えるようになり、また様々な形で表されるようになる吉祥文のひとつである。略した形が熨斗袋や熨斗紙に見られる。

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