仕事着(ドンザ)

しごとぎ(どんざ)

概要

仕事着(ドンザ)

しごとぎ(どんざ)

染織 / 江戸 / 明治 / 福井県

福井県

木綿/寄裂、経緯絣、刺子

L.1070mm, W.1196mm

国際基督教大学博物館 湯浅八郎記念館

木綿を重ねて刺し綴った、巻袖の仕事着がドンザである。西日本では漁師の着物として知られているが、全国の農村や山村でも同様の仕事着が作られ、ドンザのほかにツヅレ、ボタなど様々な名称で呼ばれている。ドンザには丈が腰までの短いものと、膝下までの長いものがあり、仕事着としてだけでなく、掛け布団の替わりに夜着としても使われた。刺子のように、一枚では薄い木綿の布を重ね合わせ、保温や補強のために糸で縫[ぬ]い合わせる技法は、各地で見られる。当初は繕[つくろ]いのために部分的に用いていたが、次第に装飾の要素を兼ね備えるようになった。刺子のステッチには、縦横、斜めの直線縫いによる基本的な刺し方から、曲線縫いを加えたものまで種類も多い。代表的な文様としては、麻の葉文、菱万字文[ひしまんじもん]、亀甲文[きっこうもん]、七宝文[しっぽうもん]などが挙げられる。

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