仁和寺切
にんなじぎれ
概要
五代万葉集の一つで、天治年間(1124~31)に書写された「天治本万葉集」のうち、仁和寺に伝来した巻第10の断簡を「仁和寺切」とよんでいる。真名書は一首一行で、併記された仮名書は一首を一行の罫の中に二行で割書きしている。勢いよく書かれた横画が印象的な運筆で、かなりの速書と思われる。伝称筆者を歌人の藤原忠家(1033~91)とするが、書写年代が忠家の没後にあたるため別筆とされる。
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